降雪地帯に住んでいるドライバーの方々にはお馴染みのサマータイヤとスタッドレスタイヤの履き替え。
しかし、タイヤの保管方法や寿命などをきちんと把握していますか?
タイヤは車の安全性に大きく関わります。
このページではタイヤの交換時期や寿命の目安をまとめています。
Contents
タイヤ交換工賃の相場
タイヤサイズ | 作業工賃 |
~16インチ | 1,600円/本 |
17インチ | 2,100円/本 |
18~20インチ | 2,700円/本 |
これに1本当たり300円のタイヤ廃棄料が加算されるのが標準的です。
ホイールに組み込まれたスタッドレスタイヤをサマータイヤと入れ替えるだけなら近所のガソリンスタンドなどで、4本2,000円ほどの工賃で済みます。
タイヤ交換のタイミングはいつ?
冬から夏へ
スタッドレスタイヤは乾燥した路面で使用すると、「減り」が通常よりも速くなるので、できるだけ早くサマータイヤに交換したいものです。
しかし三寒四温の3月は温かくなったと思っていたら、次の日は大雪なんてこともあります。
従って、地域にもよりますが3月末~4月上旬に交換することをお勧めします。
※乾燥路を走る際は無駄な消耗を防ぐため、穏やかな走行を心掛けましょう。
夏から冬へ
「外気温7度」がキーとなります。
降雪や氷結がなくても、外気温が7度以下になるとサマータイヤではゴムが硬化し、路面に対するグリップ力が低下してしまいます。
車に搭載されている外気温計が7度以下を頻繁に表示するようになる時期を目安にしてスタッドレスタイヤへの履き替えを準備されると良いでしょう。
※新品のスタッドレスタイヤは乾燥路で100kmほどの慣らし走行をしないと性能が発揮されません。 雪が降り出してからでは遅いので、早めの準備が必要です。
タイヤの寿命はどれくらい?
大体の目安
スタッドレスタイヤはサマータイヤよりも柔らかく、氷点下でも性能を発揮できるように製造されています。
ゴムは経年劣化で硬化し、使っても使わなくても性能が低下していくことになります。
触ったり、押したりしても分かりませんので、タイヤ硬度計と言う専用のツールで計測します。
大まかな目安としては製造されてから3年です。タイヤを購入する場合、特に激安のもの製造年が古い場合もありますので注意しましょう。
残量確認方法
スタッドレスタイヤはサマータイヤと違い、溝の深さが新品時の50%以下に減ると、冬用タイヤとしては使用できなくなります。
簡易的な方法としましては、100円玉を溝に差し込み、「1」が見えた場合は交換時期ということになります。
注意点
溝が50%以下に減っても、溝がある以上使いたくなるのが人情です。
サマータイヤとして使えばいいじゃないかと思うかもしれません。
しかし、スタッドレスタイヤは氷結路で性能を発揮できるように、細かい溝が刻まれており、またゴムもやわらかいです。
この細かい溝に水が留まることでハイドロプレーニング現象を引き起こしたり、気温の高さで冬よりもゴムが軟化し、ブレーキが利きづらくなったりします。
溝が残っているからと言って、スタッドレスタイヤをサマータイヤとして使うことは非常に危険です。
自宅でのタイヤ保管方法。気をつけるポイントは?
保管する前に洗う
道路上にはタイヤのゴムを劣化させる油分や融雪剤などがあり、それがタイヤにも付着しています。
そのため、シーズンが終わったらしっかりと洗っておきましょう。
直射日光や雨が当たらないようにする
タイヤのゴムは紫外線や水分によっても劣化が進みます。
屋外に保管する際は、タイヤの保管シートをかぶせておくようにしましょう。
また、月に1度、晴れていて乾燥した日にシートを外して湿気がこもらないようにすればベストです。
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電気機器の近くに保管しない
モーターやコピー機などはオゾンを発生させます。
オゾンは酸化力が非常に強いので、タイヤのゴムにも悪影響を与えます。
空気を抜いておく
スタッドレスタイヤはサマータイヤよりも柔らかいため、通常の空気圧のまま保管しておくとゴムに負担がかかり早く硬化してしまい寿命いっぱいまで使えません。そのため通常の空気圧の1/2~1/3程度まで下げておくとよいでしょう。
横積みで保管
タイヤを縦積みで置いておくと、ある一定の接地面だけに癖がついてしまいバランスが悪くなります。
そのため保管するときは横積みにしておくのが望ましいです。
意外に使える!?タイヤ保管サービスについて
マンションに住んでいるとベランダに保管するのは邪魔になりますし、盗難の恐れもあります。
そこでタイヤ保管サービスを利用するのもひとつの方法です。
場所
ディーラーやタイヤ館やオートバックスなどの専門店、ガソリンスタンドなど取り扱っている店舗は非常に多いです。
スタッドレスタイヤを販売している店舗ではほとんどの場合、預かりサービスがあります。
※ほとんどの業者ではスタッドレスタイヤの購入者に限定してサービスを行っています。
金額・サービス内容
年間で概ね10,000円(13インチ)~16,000円(17インチ以上)です。
無料でタイヤチェックやローテーションをしてくれたり、別料金で自宅への引き取りや、ホイールの補修など店舗によってオプションも様々です。
期間
期間はほとんどの業者が1年間です。
業者比較
業者 | 特徴 |
ディーラー系 | タイヤの脱着工賃が含まれている。 |
タイヤ館 | 脱着工賃が別途かかる。 |
オートバックス | 月ごとに契約できるが、入出庫料金が別途かかる |
まとめ
- タイヤは唯一、路面と接している重要なパーツなので保管は正しい方法で!
- スタッドレスタイヤをサマータイヤとして利用しない。
- 保管サービスは月1,500円ほどなので意外と安い。
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