8月15日、視覚障害者が地下鉄のホームから転落し、死亡するという、痛ましい事故が発生しました。 一方、転落防止のホームドアの普及率は全駅ベースで約6%と、未だに低い現状にあります。 この記事では、ホーム転落事故数の推移、ホームドアの設置が進まない背景と、視覚障害者の事故例について、取り上げてゆきたいと思います。 8月15日の事故概要 15日午後5時45分ごろ、東京都港区南青山の東京メトロ銀座線青山一丁目駅の1番線ホームで、都内の50代男性が上野発渋谷行き普通電車(6両編成)と衝突し、都内の病院に搬送された。警視庁赤坂署によると、男性は意識不明の重体。男性は視覚障害者で、盲導犬と歩いていた。転落を防ぐホームドアは設置されておらず、同署は誤って転落したとみている。 同署によると、ホームの防犯カメラに、男性が犬と一緒に点字ブロックよりも線路側を歩き始め、徐々に線路に寄っていき、転落する様子が写っていた。犬はホーム寄りを歩いており、転落しなかったという。 銀座線は上野駅以外にホームドアが設置されておらず、平成30年度までに渋谷、新橋駅以外の全駅に設置される予...