高機動無職ニーテンベルグ(1~2巻)の初回特典と感想。勢いがあればオールオーケー!

青木ハヤト先生のオリジナル作品第二段である「高機動無職ニーテンベルグ」(1~2巻)を紹介します。
タイトルや表紙の雰囲気からもわかるかと思いますが、かなりガンダムをパロった作品となっています。
第3巻の記事はこちらになります。

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購入特典

高機動無職ニーテンベルグ 特典
イラストカードと4Pリーフレットでした(左がとらのあな2巻購入特典、右がメロンブックス1巻購入特典)

作品紹介

無職よ、働きたくなければ、ロボットに乗って戦え!

労働暦108年、世界は労働と社畜に支配されていた――。
無職の少年・不働 遊は自宅に引きこもっていたところを、人型兵器・WM(ワークマン)を伴った「強制就職(デスマーチ)軍」によって、無職罪で逮捕されてしまう。連行される途中、謎の美少女・ネルに導かれ、黒いWM「ニーテンベルグ」に乗ることになった遊は、ネルが率いる「無職同盟(リガ・ジョブレス)と強制就職軍との戦いに巻き込まれていくのだが…!?
「やります、働きたくないから――」 新感覚、無職vs社畜の仁義なきロボットバトルアクション、ついに開幕!

公式サイトより引用

感想

「たかが働く事がそんなに嫌か!?」「戦うさ!!働くくらいなら!!」
まさにこんな作品です。

もちろんロボットに乗って戦うよりも働く方が楽じゃね?とかツッコんではいけません。

真実というものは、二次元の前にはあまりにも無力なのです。

センスと勢い

味方のキャラは殆ど記憶に残りませんが、敵方だけは記憶に残ります。
高機動無職ニーテンベルグ007
右の敵のセリフのインパクトはさることながら、この後ほとんど登場しないのも衝撃的です。(働けよ!)

また、被使用者(ニート)の現実だけでなく、就職活動の現実についても鋭く風刺を入れています。
高機動無職ニーテンベルグ012
「圧迫面接」という試験方法が当然のごとく存在するのは次元を超えても同じようです。

仕事を「つらさ」と置き換える清々しいルビ遣いには、
高機動無職ニーテンベルグ011
もはや働かないことこそが正義なのではないかと錯覚してしまいそうになるくらいです。

また職業風刺の元祖となった言葉「3K」についてももれなく風刺を利かせてくれます。
高機動無職ニーテンベルグ004
こいつらは「3K」と呼ばれるトリオですが、名前はタウリン1mgたりとKと関連性がありません。

しかしこの三人のコンビネーション技である「デッド・ベルト・コンベア」
高機動無職ニーテンベルグ005
この必殺技が「きつい 」「汚い 」「危険 」である労働から生み出された賜物であると考えると、なかなか泣けて来ます。

味方よどこへいった

インパクト絶大な敵(強制就職軍)に比べて、味方(無職同盟)のキャラはあまり印象に残らないです。
ヒロインであるネル・ネラレルも、存在感は今一つです。

敵である強制就職軍のキャラはどこかで見たことがあるキャラであったり、どこかで見たような名前だったりと、非常に練られているのに比して、味方の影が薄いとはこれ如何に?

まあ土台設定にかなり無理があるので、そういったキャラバランスについてはあまり気にしない方が吉なのかもしれません。

ガンダムパロな世界観

ちょっと気になったのは、今作の根本にガンダムパロがあることでしょうか。私も有名なネタぐらいしか知りませんし、ガンダムを全く知らない人でも楽しめるとは思います。

ただガンダムに詳しい人程不快感を感じる人もいらっしゃるかもしれませんし、別作品から借りる必要も無いくらい世界観は仕上がっているので、スタンドアロンで行ったほうが良かったのではないだろうかとも思うところです。

高機動無職ニーテンベルグ008

案外ハローワークの頭2文字からガンダムへと発想が至ったとか、単純なものかもしれません。

アニメだと雰囲気や勢いがもっと感じられて非常に面白そうです。

まとめ

  • 3K(無職・社畜・俺)な方
  • ガンダムパロを得意とする方
  • 勢いのある風刺漫画を楽しみたい方

におすすめな作品です。

どう考えても戦う方が絶対にしんどいです。
戦うための訓練を行うなど、どこが労働と違うんだよ、とツッコんでしまいそうなシーンも多数あります。

しかし労働こそが戦いであり、労働に抗うこともまた戦いであります。
本作はそんな、働かないことの大切さに気づかせてくれる作品でもあります。嘘です。

ちなみに、強制就職軍の給与体系は不明ですが、無職同盟は申告によるお小遣い制です。

J( ‘ー`)し「たかし……」

 

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