映画『ミケランジェロ・プロジェクト』感想。深遠な気持ちにさせてくれる作品。

今回は映画『ミケランジェロ・プロジェクト』の感想を述べます。

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原題『The Monuments Men』で、ジョージ・クルーニー監督・脚本・出演(主演)の映画です。

感想を一言言うと、ノスタルジックで牧歌的で深遠で素晴らしい。

タイトルについて議論もありますが『ミケランジェロ・プロジェクト』という邦題でよかったと思います。だってそうじゃなかったら私見てないし。。笑

内容について少し・・

第二次世界大戦終戦間際に発足した、MFAA(the Monuments, Fine Arts & Archives)とよばれる美術品回収部隊です。

ナチス・ドイツは戦後の賠償金のために略奪した美術品を蓄財したり、あるいは他国の歴史文化を遺棄するために、自分の死とともに全て燃やし尽くすよう命を下しており、その状況から美術品を守るために活動を開始します。

メンバーは7人と、『オーシャンズ』よりは少ないですがそれでも多く、各メンバーの配置展開もある程度は史実(原作)に忠実なためか、若干分かりくくなっています。ただ進展するについて各キャラの味が出てきますので、なんとか大丈夫です。

『ボーン』シリーズや『オーシャンズ』シリーズなどで骨太ながらどこか素朴な面を見せたマット・デイモン(ジェームズ・グレンジャー役)と、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのガラドリエル役、『ブルー・ジャスミン(2013)』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェット(クレール・シモーヌ役)のラブ・ロマンスもあり、妖艶で粋でいい感じです。

初めはツンツンしてたのに、ある出来事を境にデレデレしちゃうクレーヌに魅せられ、それに対するジェームズの対応の男らしさにも感動を覚えました。

ジョージ・クルーニーは主演ですが、統率役であり、メンバーがめいめいの拠点で活動することから、はっきりと目立つ人物ではありません。しかし要所要所では存在感を表しますし、ラストの締めも爽やかで感動です。(最後はジョージ・クルーニーの実父登場です)

美術品それ自体に誘われる感動

しかしなんでしょう、美術品を前にしたときの厳かな気持ちというのは、言語や映画という表現を超越する神秘体験のような気がします。

邦題となった『ミケランジェロ・プロジェクト』ですが、これは仲間が命を賭しても守りたかった、ミケランジェロの「聖母子像」を極限の状況で回収するというメインストーリーから名付けられたものです。

話のリアリティには若干の疑問はありますが、それでも、なんとしても見つけたかった彼女らと再会するときの感動ったら、言葉もありません。

公開延期と今後

米国公開も2013年12月18日を予定していたが、2014年2月7日に延期、日本での公開も2014年秋だったところが1年ずれ込んで11月6日と、色々と物議をかもした今作です。

その理由は定かではありませんが、内外から何らかの圧力がかかったものと考えられます。

ところで、『劇場版 MOZU』では過剰喫煙が問題視されていますが、本作では基本的に喫煙しています。

それだけでなく、タバコが友情をもたらしたり、またタバコが訣別の挨拶になったりと、非常に存在が象徴的です。

議論が出ないは戦争映画というくくりからでしょうが、あれほどまでに日常的に吸われると商業的暗示の強さもあるようも思えてきます。

またパリの美術品の奪還という話の軸、ケイト・ブランシェットの『紳士な夫が別の女を連れて歩く街、それがパリよ』という自由闊達な表現も、昨今の事件を鑑みると一部からは疑問視されかねないため、もしかしたら再度、何らかの制約がかかる可能性も否めません。

案外観るなら今だったりするかも・・

こういう人におすすめ

特に静かめな映画を望む方にはおすすめかと思います。

戦争映画のスピンオフ、という感じで、激しい戦闘シーンはほぼ存在しないので、一人ひとりの生命の重要性に想いを馳せる余白が十分にあります。

美術鑑賞により心が洗われる、そんな体験をしてみたい方にも、おすすめの一作かもしれません。

(評価:85点)

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【映画】北米映画興行収入=「ザ・プレデター」が初登場首位
1: 名無しさん@涙目です。(dion軍) 2018/09/18(火) 12:29:10.73 ID:uSQWWYLp0 BE:439992976-PLT(15000) [ロサンゼルス 16日 ロイター] - バラエティ・ドット・コムによると、 週末の北米映画興行収入ランキングは、SFホラー映画「プレデター」シリーズの4作目、「ザ・プレデター」が2400万ドル(約26億8200万円)を稼ぎ、 初登場で首位となった。 ただ、2010年の前作「プレデターズ」の2470万ドルには及ばなかった。 2位はワーナー・ブラザースのホラー映画「死霊館のシスター」(日本公開9月21日)で、1800万ドルを稼いだ。 「死霊館」シリーズ最新作となる同作は、公開2週で8500万ドルに達した。 3位は初登場のミステリー映画「A Simple Favor(原題)」で、1600万ドルの興収を上げた。 アナ・ケンドリックとブレイク・ライヴリーが共演する同作は、観客は女性が67%、25歳以上が86%を占めた。 4位も初登場映画の「White Boy Rick」。 880

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