サーマン(第1巻)の感想。まさかヒューマンドラマだったとは。

佐々木昇平先生の3作品目である「サーマン」(第1巻)を紹介します。
物語開始直後から下ネタ全開で下品、そして非常にクドい絵柄、その上重くエグい話の設定と展開。
読み始めは出オチ漫画かと思ってしまいますが、意外としっかりしたストーリーが入っています。

サーマン(1) (ヤンマガKCスペシャル)
佐々木 昇平
講談社 (2015-09-04)
売り上げランキング: 51,104

概要

ちょっぴりマザコンにして、どっぷりな汁ダク中学生・鈴木星恩(スズキ・シオン)君は、お母さんの再婚をきっかけに、埼玉から秋田にお引っ越しをするコトに‥‥。
おバカな仲良しグループとの別れを惜しみつつ、新たな中学へと転校したのだが‥‥。
案の定、その学校の悪ガキからイジメられ&ドツカれ、散々な日々を過ごすハメに[中略]。
それから3年の時が流れ、高校生になった星恩は、ある日、川原でとんでもない化け物と遭遇す!!!

Amazonより引用

感想

この作品は、益多部(旧姓;鈴木) 星恩<ますたべ しおん>が秋田の川原で遭遇した秋田弁の半魚ボーイを中心として物語が展開されていきます。
サーマン004
(どう見てもRPGに出てくるモンスターです)

主人公シオンに「サーマン」と名付けられた半漁ボーイですが、重い境遇でありながら名付けられたことを非常に喜んでいます。「お前」と言われたら「オラ名前サーマンだよ」と何度も言うなど、非常にピュアなバカです。

シオンや、そのシオンをいじめている伊東銀二もサーマン同様に重い境遇を持っています。

シオンと伊藤銀二は、険悪な関係でありましたが、サーマンのお陰で打ち解けていくなど青臭い思春期らしい描写もあり、今作の内容はさながらヒューマンドラマ的でもあります。

サーマン002
方言や地元の民話なども絡めており、なかなか人情味溢れたテイストともなっています。

先行作ツナマン!との対比

サーマン ツナマン
名前 サーモン+人間 ツナ(マグロ)+人間
性格 下から、温和 上から、攻撃的
絵柄 写実系 萌系
キモさ MAX ただのマグロ

まとめ

  • エログロに興味のある方
  • 秋田弁を喋る鮭に惹かれる方
  • 絵柄に比してヒューマンドラマという変化球を求めたい方に

絵柄が濃く、下ネタも多く、サーマンは一度見たら脳裏にこびりつくキモさと、なかなかハイレベルな作品になっていますが、内容は至ってまともです。こういった異色の?作品を求められる方にはオススメではないでしょうか。

俺からの感想は以上です。

参考:佐々木先生の過去作品

簡潔ながら佐々木昇平先生の過去作品にもふれておきましょう。

革命戦士 犬童貞男(1) (ヤンマガKCスペシャル)
佐々木 昇平
講談社 (2012-02-06)
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ガキジャン(1) (ヤンマガKCスペシャル)
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艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編(10) (ファミ通クリアコミックス)

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