ゴーストライター(第1巻)の感想。初連載にして注目の御影夏先生の正体とは?その実力はいかに!?

御影夏先生の初連載作品である「ゴーストライター」(第1巻)を紹介します。
初連載でありながら「注目の実力派作家」とあるのがミソですね(詳しくは後述!?)

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商品紹介

ある日、「助けて」とわたしの手が書いた。
最強の幼なじみで送る極上の学園怪奇ストーリー!!!! 
美麗な画力と鋭いギャグセンスで注目の実力派作家・御影夏の初長編連載作!! 
幼なじみの高校生・伊勢太一伊勢よしのは、ある日から、人ならざる怪奇が見えるようになり、同時に不思議な能力にも目覚めてしまった。
しのの能力は、他人の心を書き写す、「ゴーストライター」と呼ばれるチカラだった……!!

Amazonより引用

感想

個性的な会話のキャッチボールを行う伊勢よしの、そしてそれに振り回される日々木太一の二人が主人公の物語です。
ゴーストライター001
右が伊勢よしの、左が日々木太一です。

絵柄そのものは独特であり古臭いなどの印象は持たないものの、幼馴染みの男女が二人で行動を共にするなどの人物設定、そして都市伝説などの舞台設定はどこかしら懐かしい印象を受けました。

幼馴染み感や色気は直接的な描写はないものの、そこはかとなくそれらを感じさせてくれるのはグッドです。

良くも悪くもですが、流し読みはしにくい作品ですね。
ヒロインである伊勢よしののおっとりとマイペースで特異な会話のペースが、そのまま作品に落とし込まれたような感じです。

内容に関してですが、設定というのか登場人物の目的意識がハッキリとしている反面、行動や心情などが意外と目まぐるしく動き回り、流し読みで大筋は理解できるものの読み終わった後に物足りなさを感じ再度読み直してしまう、そんな作品でした。

キャラや、出てきた人ならざる怪奇などの紹介は話の間に入っています。

1巻では舞台設定などの紹介であり、2巻以降で本格的に物語が動き出しそうです。
ちなみに今作は連載では、4週載せてその後1か月休載というペースとのこと。
巻末の予告によると2巻の発売は来年の春を予定しているようです。

著者に関して

御影夏先生ですが、作品を手に取ってすぐにどう見てもあの人だよな、と思いましたが、作中でも御影夏先生のpixivでも特に言及されていないので隠しているのかと思い、特に触れないでおこうと思っていました。

ただ大塚麗夏先生のpixivでは、別名義にしている理由を、「各方面に配慮した結果そうする事になりました。」と載せているので、御影夏で検索された場合に、できれば目に触れないで欲しいといった感じでしょうか。
出版社側の配慮でもあるのか、新人でも初単行本でもなく実力派作家や初連載単行本として売り出した、と言うことみたいです。

まとめ

仕方ないとは言え、1話読み切りではない為、成年誌の時のような1話ごとのインパクトはありません。
インパクトを期待すると肩透かしを食らう可能性が高いですが、実際には1巻全体で万遍なく作者と作者が作り出すキャラの個性を活かしているのはさすがだと感じました。
手探り状態なのかも知れませんが、個人的にはもう少しはっちゃけてしまってもいいとは思いますね。

この作品は

  • 都市伝説や民間伝承などの御伽噺が気になる人(オリジナルでもいいと思えることが前提)
  • 一風変わった会話術を見てみたい人に
  • 別名義作品のファンである方に!?

おススメかと思います。

俺からは以上です。

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