Wallstreet Forex Robot (以下WSFR)というシステムトレードのEAには、「ブローカースパイモジュール」という機能が実装されています。
これは、システムが約定しようとした値と、実際の約定値との乖離を見抜き、値が滑りすぎていないかを監視するものです。
海外FXブローカーの最大手であるXMは、例えばXM ZERO口座はスプレッド(手数料)が非常に少ないというのが魅力的です。
しかし、実際に約定した時の値がオーダーした時より悪い方向に滑っているとしたら、実質的な手数料は増えてしまいます。
(例えば……)
100.00円で購入しようとしたのに、約定が滑って、100.02円になった
100.10円で売ろうとしたのに、約定が滑って、100.08円になったとすると、
本来の獲得利益が0.10円(10 pips)だったところ、実際の利益が0.06円(6 pips)になるという潜在的な損失を被ります。
この、滑った分(4pips)がブローカーの手数料になっている可能性があり、表面上スプレッドが狭いように見せかけていても、見えないところで搾取されているかもしれないということです。
このような手数料詐欺的状況がないのか、WSFRで監視した結果についてお知らせしたいと思います。
計測条件
- 口座:XM ZERO
- 対象通貨:5通貨(EUR/USD, GBP/USD, USD/JPY, USD/CAD, USD/CHF)
- (キャッシュバック紐付:なし)
数値の抽出方法
EAの「BROKER SPY MODULE」に表示されている値から抽出。
結果表での言い換えは以下の通りとなります。
- Market Trades→サンプル数
- Average Slippage (Entry/Exit)→平均滑り(イン時/決済時)
- Average Speed→平均約定ms
結果表
サンプル数 | 平均滑り(pips) | 平均約定ms | |||
イン時 | 決済時 | トータル | |||
EURUSD | 11 | -1.20 | 0.00 | -1.20 | 414 |
GBIPUSD | 32 | -0.03 | -0.03 | -0.06 | 330 |
USDJPY | 31 | 0.02 | -0.12 | -0.10 | 405 |
USDCAD | 19 | -0.07 | -0.05 | -0.12 | 362 |
USDCHF | 10 | -0.09 | 0.01 | -0.08 | 406 |
驚愕の結果に……
スリッページが全ての通貨においてマイナスになっています。
マイナスになっているということはつまり、有利な値で約定しているということです!!
この結果であれば、極端な話、EAのバックテストで出た結果よりも利益が出る可能性が高いとも言えます。
かなりハイパフォーマンスな取引に期待ができそうです。
まとめ
- スリッページがほとんどの場合有利に働いているという驚愕の結果に
XMは、かつて余りいい噂を聞かなかったブローカーであったため、期待していなかったのですが、これにはびっくり。詐欺なのはブローカーではなく本記事のタイトルの方でした。スミマセン……
とはいえ、まだサンプル数は少ないため、今後取引数・取引規模が拡大するとどのような約定になるのか、まだまだ注視する必要はありますが、今のところは非常に優れていると言わざるを得ません。
もしかしたらWSFRを導入していたお陰で、変な約定をしなかったりするかもしれません(?)ので、万一、XMやその他ブローカーのスリッページが詐欺ではないかと不安に思われている方は、WSFRを導入されてみてはいかがでしょうか。
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そして言わずもがな、XMもおすすめです(´・ω・`)→開設方法
WallStreet ForexRobot 過去の結果
WSFR(FX自動売買ツール)の今までの結果をご紹介します。
pipsとは…利益の単位を表します。100万円で1ロット(10万通貨)固定で取引した場合、1pip=1,000円と大まかに計算することができます
トレードはデモでなく、TradeViewFXのリアルトレードの結果ですが、円換算は分かりやすくするための表記で、当方の実際のトレード利益ではありません。結果は測定タイミングが重複することなどがあり、実際の値とは多少異なる場合があります。
2017年5月~12月
- +950.3pips(約95万円)
2018年 現時点トータル:421.5pips(421,500円)
- 1月1週:+4.5pips(+4,500円)
- 1月2週:+173.1pips(73,000円)
- 1月3週:-108.1pips(-108,100円)
- 1月4週:-215.1pips(-215,000円)
- 1月5週:+126.4pips(+126,000円)
- 2月2週:+185.1pips(+185,000円)
- 2月3週:+98.9pips(+98,900円)
- 2月4週:+134.6pips(+134,600円)
- 3月1週:-16.0pips(-16,000円)
- 3月2週:-57.3pips(-57,300円)
- 3月3週:+88.9pips(+88,900円)
- 3月4週:-99.8pips(-99,800円)
- 3月5週:+66.7pips(+66,700円)
- 4月:+187.2pips(+187,200円)
ざっくり…7月4日まで半年で約600pips…多い?少ない?
設定ファイルは非公開記事にしました。WSFRを当サイトから購入された方にお伝えいたします。
TradeView(おすすめFXブローカー)
TradeViewは一流トレーダーの間でも評判が高いものです。(様々な事情通ブロガーが賞賛しています)
実際に、大手海外FX取引業者のXMと比較しても圧倒的な安さになります。下表をチェックしてください。
(1USD=110) | TradeView | XM |
平均スプレッド | 0.2 | 0.2 |
往復手数料/1lot | 約400円 | 約1,200円 |
圧倒的に安いです。スプレッドの低さも魅力的です。是非登録をオススメします。
口座開設の選択は、”メタトレーダーILC口座”を選択しましょう。
自動売買を行う流れ
またご参考として、WSFRを用い、FXの自動売買を行うためのおもな流れを簡単に解説していきたいと思います。
①口座開設
口座開設は上述の例に習います。TradeViewがおすすめとなります。
②VPS開設
自動売買を行うためには、24時間PCを起動させておく必要があります。
そのPCをVPSと呼ぶのですが、自分のPCを24時間起動させていても問題アリません。ただしサーバーの位置関係から約定速度に問題が生じるなど細かい部分での差が出てくることは確実ですので、普通は海外のPCを借りてトレードを行います。
とりわけWin-VPSは非常に安価なので、こちらがおすすめです。(プランは検証の末、シルバープラン以上が必須といっていいかと思います。)→解説記事
※エラーが出る場合は、こちらからお進みください。
③自動売買ソフトの購入
最もおすすめはWSFRですが、その他にはDIAMONDが筆頭格です。
VPSを設置し終わるとWindows環境になるので、あとは直感的に操作をすることが可能です。
まずはTradeViewのMT4/EAソフトをインストールして実行します。(XMのMT4はこちらからDLします)
そしてWSFRなどのEAソフトはインストーラーファイルになっていますので、そのままインストールすればOK。
EA設定を行う
MT4を開き、トレード対象通貨を開きます。そこで使用したいソフト右側のツールバーからドラッグアンドドロップすれば、設定完了となります。動かない場合は各種チェックが入っていない場合がありますが、それほど難しい設定は必要ありません。
トレード時間の設定(Friday-Exit)や指標発表時のトレードストップなどについての設定は、当サイト経由でWallStreet Forex Robotをご購入された方にお送り致します。
購入された方は、フォームよりご連絡ください。購入が確認できましたら、設定方法をお知らせ申し上げます。それでは、良きシストレ生活を!
【注意事項】
FXのEA(システムトレード)運用に関する結果は、XMおよびTradeview口座を用いた結果であり、それ以外のブローカーについて同等の性能を保証するものではございません。また、投資には相応のリスクが存在していますので、最終的なご判断は、あくまで自己責任で行って下さい。
pips獲得高は、Myfxbookのデータに基づく正確なものでありますが、利益計算は、手数料やレート換算等を除いたおおまかな数値です。