【漫画】高橋脩先生『ラストギアス』(第1巻)感想~ちょっとダークな幼馴染みラブコメ作品~

高橋脩先生の『ラストギアス』(第1巻)の感想です。
高橋脩先生は今作以外にも『新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画』や『ISUCA』があります。

ラストギアス (1) (角川コミックス・エース)
高橋 脩
KADOKAWA (2018-10-04)

作品紹介

オカルト好きの立夏の誕生日に草太は偶然見つけた古本屋の魔導書をプレゼントする。
翌朝、なぜか目の前に裸の立夏が草太の上にまたがっていて!?
魔導書が淫らな人間関係を構築する恋愛順序逆転なラブコメディ。

天生目 立夏<あまめの りっか>と高槻 草太<たかつき そうた>の幼馴染み二人の色気多めな作品です。


草太が立夏へオカルトの稀覯本を渡したことから物語が始まります

感想

モヤモヤした関係の幼馴染み二人

小さい頃(幼稚園ごろ)から一緒に育ち、両方の親からも兄妹のように扱われてきたために一歩踏み出せない二人。
お互いがお互いを意識しているのに、幼馴染みの関係を変える勇気が持てずに行動できず、なかなか恋人関係になれない。
まさに幼馴染み二人の鉄板の設定ですね。


まさに鉄板の設定

そんな関係の中、街中で偶然見つけた奇妙な古本屋の店主からオカルトの稀覯本を譲り受け、オカルト好きな立夏にプレゼントします。
その後、立夏は発情してしまって草太に迫るようになります。

発情した立夏を慰める為に、立夏の身体を弄って気持ちよく発散させてやるものの、とある事情からキスを最後までできず。
だからこそ草太はモヤモヤしぱなっしに。
幼馴染みの微妙な関係から、一転して余計にモヤっとした関係に。

意外とダークさもある作品に

作品紹介等には「ラブコメディ」とあるのですが、オカルト要素も絡んでおり少しダークな雰囲気を含んでいる作品になっています。
草太も気になる幼馴染み相手に胸揉んだりと色々と良いことはしているのですが、なんせ最後までできないというジレンマに陥るという。


色気満載ではあるのですが

結構深刻な事情もあり、ラッキースケベ的な場面(状況としてはラッキースケベみたいなものですが)もなく笑いの部分も少ないかなって思います。
なのでラブコメディと銘打っているものの、コメディ要素は少ないかと。
二人のいじらしい関係は、見ていて楽しいのですけどね。


いじらしさは多分にある作品です

シリアス、というにはおバカな感じのする部分も多分にあり、また結構話の展開が読めずに、なかなか不思議な感じのする作品でした。

結びに

成年向けの作品ではないから、ではなく、ストーリー的に最後まで出来ない微妙な距離感の男女の幼馴染みを描いた今作。
絵柄も上手く、可愛らしいです。

作中に出てくる二人のクラスメイトである雨水 真琴<うすい まこと>も第2巻以降で本格的に絡んでくるようで、どんな展開になるのか。
第2巻以降にも期待です。


第2巻以降では真琴も交えた展開になるのか

俺からは以上です。

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