【漫画】風町ふく先生『のうぎょうカレッジ』(第1巻)感想~農業大学を舞台にした農業体験物語~

風町ふく先生の『のうぎょうカレッジ』(第1巻)の感想です。
風町ふく先生は今作と同一日に『龍神さまとくらしたら』(第1巻)も発売されています。

のうぎょうカレッジ 1 (芳文社コミックス)
風町ふく
芳文社 (2018-10-16)

作品紹介

目標もないまま秀崎農業大学に入学した鈴木くん。
流されるままに野菜を愛するグリーンサークルへの入部が決定! !
個性的すぎる仲間たちと一緒に美味しいキャンパスライフをおくれるのか! ?
大切な想いを収穫物に託す「学び」「試し」「遊び」「味わえ」の農業コミック!

主人公である鈴木 大貴<すずき だいき>が、親から「どこでも良いから大学は行け」と言われて滑り止めに受け、たまたま受かった農業大学に進学したことから物語が始まります。


なんとか大学に滑り込みで入れた主人公

感想

分かりやすい農作業

作中では農作業等に関しては茶化して描写されているところはあるものもあります。
しかしさすがに農業大学を舞台にしてるだけあって、危険な行為や茶化してはいけないところに対しては締めるべきところはきっちりと締めています。


基礎基本はおろそかにしない

特に今作の大きな特徴としては、専門的な農業への知識が分かりやすく描かれています。
機械を使わない、手で植える田植えとか、こうやるんだ言われて初めて知った気がします。


手で行う田植えシーン

農業と一言で言っても非常に幅広いので、少しずつスポットライトが当たっていく感じがいいですね。

大学生活における個性的で魅力的なキャラ達

まずヒロインの広畠 みさ<ひろはた みさ>が純粋にいい子で率直にってメチャクチャ可愛い。
実家が農家であり、普段から農作業しているという。
そんなみさが、大学の実習で「楽しい」と感じることが「変だ」と感じて笑うシーンとか、最高でしたね。
主人公の大貴もなかなかに良い返しをするので、ニヤニヤできます。


ヒロインを含めてキャラが非常に良い作品

舞台が大学で、また農業大学という特質もあるのか、社会人(というかかなり年配の方)も学生として一緒に学んでいたりします。


両端の二人も学生

結びに

農業をメインに描かれていますが、「学ぶことの意義」を教えてもらえる作品だと感じました。
描写されている部分は、優しい絵柄も相まって基本的には楽しくのほほんとした世界観が出来上がっています。
しかし、その裏側にはやっぱり厳しい現実もある、ということが見え隠れさせており、上手いなって思いました。
特に「農業はやっぱり大変なのか」という感想に対して「仕事なんてみんな大変!」と返すのがいいですよね。
大変じゃない仕事ってそりゃそうそう見つかるもんでもないですし、農業だけが大変ってわけでもないでしょうし。

なかなかに色々なものをてんこ盛りな今作。
第2巻にも期待せざるを得ない第1巻でした。


大変だからこそ、仕事なのかも?

俺からは以上です。

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メディア

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