【漫画】長岡太一先生『姫じゃなければ殴ってる』(第1巻)初回特典・感想。クズい姫様は好きですか?

長岡太一先生の『姫じゃなければ殴ってる』(第1巻)の感想です。
魂魂ハラスメント』に続く第2作品目となっています。

姫じゃなければ殴ってる(1) (メテオCOMICS)
長岡太一
ほるぷ出版 (2016-11-12)
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初回特典

IMG_4179
4pリーフレットとイラストカードでした(メロンブックス購入特典)

姫じゃなければ殴ってる 理系が恋に落ちたので証明してみた。
『姫じゃなければ殴ってる』と『理系が恋に落ちたので証明してみた。』のコラボイラストペーパー
本作の作者である長岡太一先生の絵は右側になります。

作品紹介

神より力を授かりし光の姫なのに、何かと土下座を強要したり、民衆をゴミ呼ばわりしたりと、性格はクズな姫・ミキ。
そのミキの旅に同行することになった魔法使いのナナミは、出発前から不安でいっぱい。

案の定、ワガママな姫に振り回されっぱなしで、旅はちっとも進まない。
だが実は、姫は超ビビリということがわかり……。

姫を精神的に追い詰めろ!
メンタルクラッシュファンタジーコメディ第1巻!

Amazonより引用

アカル王国のクズい性格をしたミキ姫が、魔法使いナナミと剣士のツバキとをお供に、教会を巡り洗礼を受けるという王家代々伝わる旅に出ることから物語が始まります。

個性的なキャラたち

ミキ姫

人の土下座を見るのが大好きな、アカル王国の姫であるミキ。
高慢ちきなのに、実は超ビビりという、守備を完全に捨てて攻撃に全振りしたキャラとなっています。

ミキがナナミをお供に指名した理由は

IMG_4157当時の土下座シーン

IMG_4158素敵すぎる人選理由

元々知り合いだったとか、魔法使いとしての能力があったから、などではなく、昔にさせたナナミの土下座が非常に気に入った為、という。

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どこに行っても誰かを土下座させようとするブレない姫様

いついかなる時も、土下座させようとする心意気はとても立派です。

ただし防御力はゼロなところが非常に重要です(後述)

魔法使いのナナミ

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貧乳なのを気にしています

姫にした土下座が気に入られてしまい、むりやり旅のお供にさせられた魔法使いのナナミ。
この作品のツッコミ担当をしています。
作品で唯一の良識人であり、一応主人公っぽい感じで描かれています。

剣士のツバキ

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腹黒巨乳

王国騎士団の団長を務める剣士のツバキ。
ナナミとは違い、お供になった理由が明確に書かれていません。

騎士団の団長なので表向きとしては純粋な護衛の為なのでしょうが、実はミキ姫をビビらせるのが大好きな腹黒いキャラであるということが明らかになってくるの、もしかしたら自分から志願したのかも知れません。

感想

クズ姫スイーツ(気に入った点)

土下座を見るのが大好きだったり、代々伝わる高貴で大事な旅にも関わらず、ほぼ自力で歩かずにナナミやツバキにおんぶや抱っこして貰って移動するという。
神から力を授かった光の姫といった威厳を全く感じない、清々しいスイーツ脳をしているミキ姫。

IMG_4162人の迷惑など気にしない姫様

人がいる場所に着いたら、もてなして貰えるのは当然、と考えているところが良い根性してます。

とまあ、さんざん彼女のクズっぷりばかり取り上げてきましたが、実はか弱い乙女だったり。

IMG_4161実はガラスのハート

ちょっとした物音や突発的な出来事に反応出来ないという、防御力がゼロなところがお茶目。

攻撃の切っ先を向けられれた途端、土下座側に回ってしまうという雑魚っぷり。

 

IMG_4163言葉の通じないモンスター相手にも土下座。いい尻をしている

攻撃は最大の防御と言わんばかりに、自分のガラスのハートを心に隠し持っている、繊細で可愛い側面があるため、傍若無人なクズ姫というイメージがうまく相殺されています。

とはいえ、土下座しようが、その挙句失神しようが、次のシーンではわがままを言いだすという、攻撃性能は全く揺るがないところが素敵。もっといじめられろ。

なおナナミによると、先代の姫達は国民から慕われていたようです。その血筋を引くミキももしかしたら慕われているのかもしれません。ただしいまのところは 国民とミキが接するような、冒険前日譚がないので、ガチのウザキャラだったのか、実は愛されキャラだったのかはまだ不明です。

まとめ

  • 土下座好きウザいミキ姫→土下座しまくり
  • 土下座姿が素晴らしいナナミ→ミキ姫の土下座を見守る
  • ミキ姫の護衛を志願したツバキ→ミキ姫の土下座を愉しむ

キャラ設定を逆手にとった展開で、そのためか土下座シーンもコミカルで不快感を感じることなく、楽しく読める作品となっています。

第1巻の最後の話では新しい仲間が入りそうな展開になっていますが、今後とも読みやすい作品であって欲しいと思います。

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裸土下座まで披露(ツバキの満面の笑みにも注目されたい)

俺からは以上です。

B子
大和田常務の生まれたての子鹿土下座、カイジ利根川の焼き土下座、壮絶な土下座は数あれど、これほど軽快なものも珍しいねえ~

A子
確かに、土下座が通過点という作品って珍しいかも。それと土下座も三つ指をつくようなタイプと、もうちょっと浅めのタイプと、色々あるような気がしますが、ミキさんの土下座、とても深々としてますね

C子
そう考えると、このお姫様の土下座気品さえ感じるような気がしてきました。流石王家だけのことはある……のでしょうか?
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