【漫画】七尾ナナキ先生『ピウイ~ふしぎないきもの~』感想~ふしぎなふしぎな生き物~

七尾ナナキ先生の『ピウイ~ふしぎないきもの~』の感想です。
七尾ナナキ先生は今作の本編である『Helck 』(全12巻)を描かれています。

ピウイ~ふしぎないきもの~ (裏少年サンデーコミックス)
七尾ナナキ
小学館 (2018-11-12)

作品紹介

よめば ふしぎと いやされる。

「こんにちは!ボク、ピウイ!」

鳥みたいで鳥じゃない。
いつも元気に挨拶して
周りの人を幸せにする
ふしぎないきもの。
ピウイの冒険 短編コメディー。

作者の七尾ナナキ先生の代表作(というか現状唯一の単行本作品)である『Helck』<ヘルク>(全12巻)のスピンオフ作品になります。


今作の主人公(?)のピウイ

感想

本編との違いについては

まず本編の『Helck』<ヘルク>(全12巻)といえば、魔界の新魔王決定戦に人間の勇者ヘルクがやってきて「人間滅ぼそう。」と言い放つ衝撃のスタートを切った作品です。
ギャグ調で始まった本編も、物語が進めばヘルクの物語冒頭の言葉の意味も、そしてシリアスでありながらも、ユーモアのある、非常に深みのある作品でした。


シリアスな部分もありますが、基本的にはコメディな今作

さて今作の主人公、というのかメインキャラは、その本編である『Helck』に出てくる謎のキャラクター。
鳥のようで鳥じゃないという謎の生命体、不思議な生き物のピウイです。
単行本ではわかりづらいですが、実際には黄緑色っぽい色をしています。

本編とは違ってシリアス部分はかなり抑え気味であり、ギャグもそこまで力強いものではありません。
しかしそれでもギャグとシリアスの塩梅さ加減は、さすが七尾ナナキ先生らしい雰囲気という感じで、十二分に味が出ていると感じました。

本編を読まれていない方がどう思わるのかわかりません。
ただ私の感覚としては、今作のストーリーの展開的に本編を読んでないと分かりづらいところが、一部にはあるような感じがします。

癒される?

帯には『よめば、ふしぎといやされる。』とありますが、癒される………かな?
七尾ナナキ先生自体が、ストーリー性のある漫画を描く作者というのもあるのか、純粋な「癒し」というのはあまりないかなって感じました。
要は、「ピウイという生き物が可愛いだけ」という作品ではなく、ピウイの行く先々で色々なことが起こりました、結果オーライばかりです、という話になっています。
なので、素直に癒しを求めている人には若干肩透かしを食らうような気がします。
途中途中にある四コマ漫画の部分は、確かに単純な「癒し」ではあると思います。
まぁピウイ、確かに若干ウザいけど可愛いのはわかりますけどね。


素直な性格をしているのでサラッとはしています

結びに

七尾ナナキ先生、『Helck』終わった後は何を描いているんだろって思っていたら、まさかのスピンオフ描いていたとは………。
ピウイは作者もお気に入りなんだろうな、と思っていましたが、まさかスピンオフ描くまでとは。
最後の方ですが、本編のキャラがチラッと出てくるのがなかなかに憎い演出ですね。

ナンバリングされておらず、しっかりと完結してしまっているので、続刊はないのかな?
七尾ナナキ先生の描く女の子はほぼほぼ気が強そうで(実際に強いですが)かなり好みです。
そんな七尾ナナキ先生の次回作に期待しつつ


七尾ナナキ先生の描かれる女の子の「気の強そうな」感じはたまりません

俺からは以上です。

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