【漫画】アジイチ先生『できそこないの姫君たち』(第1巻)感想~グループの不和も描かれている、濃厚な百合作品~

アジイチ先生の『できそこないの姫君たち』(第1巻)の感想です。
アジイチ先生は今作以外にも『オレが腐女子でアイツが百合オタで』(全4巻)や『予行恋習カノジョ』 (現在第1巻まで)があります。

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アジイチ
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作品紹介

容姿端麗で校内の人気者の藤白七姫。
同じクラスの地味な黒川奏。

誰よりも可愛くありたいと思う藤白にとって、垢抜けなくてみっともない黒川は目障りな存在だった。
一方、黒川も幼少期のトラウマから藤白タイプの女子に苦手意識を持っていて…。

そんなある日、藤白の付き合っていた彼氏の二股が発覚してしまい…!?

友達未満から始まるガールズラブストーリー!


決して交わることのなかったはずの二人が交わってしまった瞬間

容姿端麗の美少女であるいわゆるギャルの藤白七姫と、地味でオタク女子である黒川奏が、二人だけのとある秘密を共有したことから物語が始まります。

感想

ユルくない話の展開

人間関係、特に学生時代の仲間なんか、結構簡単にヒビが入ってしまうもの。
クラスカーストトップのグループに所属していた藤白と、下層部のカーストのオタクグループに所属していた黒川。
本来なら交わることのない二人が交わってしまったことによって、お互いのグループにも影響が出てくるという。
スルーされることも多い部分ではあるのですが、グループ内での不和なんかも結構メインに扱っています。

藤白は、黒川を見下しているグループの仲間が許せずに自分から離脱。


藤白は強い存在しとして

例え黒川が居心地の良いグループを抜けずに、そして維持するために、と思って藤白から距離を取っても、グループの人間にとっては藤白と仲良くしてる時点で異質な存在になり、外される。


黒川は自分のグループを守るために

現実的でもある嫌な部分が描かれている、という意味では結構珍しい感じがしました。


黒川の選択も間違いではないはずなのですが………

勢いがある

この作品で、もう一つ珍しいなって思った点が、藤白と黒川というメインの二人の髪型なんかが結構変わるんですよね。
まず黒川に関しては、藤白のお礼と称したコーディネートの一環で眉毛が整えられるので、第1巻の最初とは全く印象が変わります。
特に第1巻最後の話では一緒に服を買いに行くイベントがあるのですが、地味な出掛けの服装からガラっと印象を変えた服装に様変わりさせます。
また髪型や目元も変えていくので、もはや別人のキャラに。
藤白も黒川のいう地味で目立たないを目指して、髪を染め直しをしたりします。


これが


こう

ワンポイントで印象を変えていくというのは多いとは思いますが、ここまで大きく変えていく作品は珍しい気がします。

結びに

今作は紛うことなき百合作品です。
藤白と黒川、お互いがお互いをしっかりと気にしているのがよくわかる作品でした。
ちょっと嫌な部分も多分に含みながらも、読んだ後はすっきりとする不思議。

全く交わることのないはずの二人が交わってしまった今作。
藤白と黒川の今後にも期待して


これから二人がどんな風に交わっていくのか

俺からは以上です。

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