【漫画】ぷよ先生『漆葉さららは恋などしないっ』(第1巻)感想~残念美少女が織りなす、残念なラブコメ~

ぷよ先生の『漆葉さららは恋などしないっ』(第1巻)の感想です。
ぷよ先生は『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』等のハルヒシリーズを多く手掛けています。

漆葉さららは恋などしないっ (1) (角川コミックス・エース)
ぷよ
KADOKAWA (2018-09-04)

作品紹介

恋も不思議もだいっきらい

漆葉さららは、告白されすぎて「恋愛」に失望している女の子。
無人の教室でストレスが爆発してた所を、心石小道に目撃されてしまい…心石君、まさか私を――!?

ぷよが贈る、恋なんてしないラブコメディ!

Amazonより引用

告白されまくって男性不信に陥ってるさらら。
そのストレスから移動教室の際に一人になった時に、つい文句を言いながら教壇を蹴っている姿を、クラスメイトの心石に見つかったことから物語が始まります。


見つかってはいけないシーンを見つかってしまう

感想

ラブコメ(?)ヒロイン

最初は、出会うはずのない二人が出会ってしまったことから始まる、いわゆる普通のラブコメ作品かと思っていました。
しかし実際にはかなり意外な展開が始まります。

自身の秘密を知られてしまって、それをネタに脅迫されて、という妄想をコメディタッチでするさらら。
そんなさららの妄想とは裏腹に、心石君からの告白は全く別物。


せっかく妄想しまくったのに………

そう、脅してさららにエッチなことをするでもなく、告白して恋仲になるでもなく、さららに「呪われてるよね?」と意味不明な質問。
心石君は、さららに対して「なんとも思ってない」と追い打ちをかける始末。


告白されまくったゆえの、勘違いがダメージに

ここからラブコメ的な話が出てくるのかと思いきや、実際にはさららの呪いの話がメインを占めるようになったり。
また、心石君の姉である心石小鳥や母親(?)の不死森ヨーコと友達になるという、ボッチ気味なさららになんだか百合っぽい、そしてとってかけがえのないイベントが展開されるという。


結構謎の展開を迎えます

ラブコメ道はまだまだ続く

当初の予定に反して、現実的な世界観かと思いきや「呪い」がキーワードになったり、女子高生で土地神(神様)で母親代わりな存在が出てきたりと。
イレギュラーのオンパレードな第1巻でした。

しかし第1巻のラストでは「呪い」に対して好意的に取れるようになった男性不信のさららが、心石君に「手始めにお友達から」という形で締めるという。
いい流れじゃん!って本気で思いましたね。

てか最後の方、読んでいて「あれ?この作品って全1巻??」って思うような感じで背表紙や裏表紙で第1巻であることを確認しまくりましたよ。
いい感じで第2巻に続きますよ、本当に。


終わり方が良かったけど、良すぎたせいで本当に終わったのかと思いました。

結びに

長く『ハルヒシリーズ』のスピンオフ作品を続けて描かれているぷよ先生(作品は『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』(現在第11巻まで)、『長門有希ちゃんの消失』(全10巻)など)。
可愛い絵はお墨付きなぷよ先生の、待望のオリジナル作品の単行本作品。
しかもラブコメっぽい。
………でも蓋を開けると、かなりな変化球。
予想外な展開でしたが、これはこれでかなり良し!
作中や帯で、何度も「ラブコメヒロインです!」と描くぐらい、ぷよ先生の方も脱線しているという認識はあるよう。
しかし第2巻以降では、本格的にラブコメな予感。
第1巻の流れを踏襲しながらも、第2巻以降に期待したいですね。


百合もあるかも?

………そしてどうでもいいけど、この第1巻には入浴シーン(サービスシーンともいう)が最初と最後の方の計2回あるんですが………。
最初の方のさららさんの胸は小さく描かれているのに、最後の方ではかなり大きくなったんですが………心石君意識したことで、急成長したの………?

俺からは以上です。

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