【漫画】けものフレンズプロジェクト&フライ先生『けものフレンズ ‐ようこそジャパリパークへ!‐』(第1巻)初回特典・感想 細かい説明不要な作品

けものフレンズプロジェクトが企画・原案、フライ先生がコミカライズを担当してる『けものフレンズ ‐ようこそジャパリパークへ!‐』(第1巻)の感想です。
原作はゲームでしょうか?
1月からアニメが放送となるようです(公式サイトはこちらです)。
第2巻(最終回)の記事はこちらです。

けものフレンズ ‐ようこそジャパリパークへ!‐ (1) (角川コミックス・エース)
けものフレンズプロジェクト フライ
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初回特典

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イラストカードでした(メロンブックス購入特典)

作品紹介

吉崎観音がコンセプトデザインを務める「けものフレンズ」が コミックに!

ある不思議な現象で動物たちがヒトと同じように言葉が話せる女の子の姿になった、「アニマルガール」が暮らす「ジャパリパーク」。
そこに立派な飼育員を目指しやってきた菜々は張り切って第一歩を踏み出すものの…?

Amazonより引用

感想

絵が良い(気に入った点)

一応調べてみたところ、今作がフライ先生の初単行本作品のようです。
しかし今まで数多くのライトノベルの挿絵を担当されていたフライ先生。
その為、というべきかはわかりませんが、絵は非常に綺麗だとは思います。

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可愛い絵柄です。
これだけで読む価値に値するというもの。

潔さ(気に入った点)

内容というのか、説明はかなり端折られており、「この作品は言葉では説明しない、雰囲気を感じ取れ」という強いメッセージ・潔さを感じました。

今作は、人間と「ある不思議な現象で人間と同じように言葉が話せる女の子の姿になった動物たち」との交流を描いているのですが、なんで動物たちがいきなりこんな突拍子もない状態になったのか、全く説明がありません

ある不思議な現象で人と同じように言葉が話せるとても珍しい動物たちをフレンズと呼んでおり、そのフレンズがジャパリパークで暮らしており、そのジャパリパークの飼育員が主人公。

そう、これ以上の説明は不要なのです。

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潔すぎる舞台設定と「フレンズ」の説明

細かく説明されても、当然のことながら全く現実的ではないのでバッサリと削ったのでしょうか。
原案やゲームではどのような説明がされているのか不明ですが、このコミカライズ作品に限って言えばそんなあまりの潔さに感服しました。

主人公の菜々が担当するフレンズはこちら。

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主人公が担当するフレンズの二人(二匹?)

キタキツネはわかりますが、サーバルってなに?

………調べたところアフリカに生息する中型のネコ科の動物のようです。
綺麗な毛皮目的に狩猟されており、絶滅が危惧されているとのこと。

作中では唐突に超人的な身体能力を発揮していたのですが、一般的にサーバルって知っているものなのでしょうか………?
人間の姿になっても元の動物の特徴が受け継がれるというのは擬人化の鉄則なので、言うまでもない説明なのでしょう。
どうでもいい説明は絶対にしないから感じ取れというメッセージが強い、強すぎる。

ちなみにアニメ公式サイトの「けもの図鑑」を見る限りでは、絶滅、もしくは絶滅危惧種が擬人化したようですが、もちろんこの説明も全くありません。
しかしよく見たら「人面魚」がいますね………「ツチノコ」も出てきます。
もうどうにでもしてくれ………。

類似作品『DNAは教えてくれない

動物たちが擬人化して女の子になる作品として、『DNAは教えてくれない』(著:みんたろう先生で現在第1巻まで)があります。
こちらも突然女の子になった理由が「人口増加や資源の消費、そして大規模災害などの激変する環境によって動物たちに変化が起こった結果、人間の少女に変身する個体が出てきた」とあります。

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しかし、なんだかこっちの方が説明的で理に適ってる気がしますよね。
『けものフレンズ』の凄いところは、このレベルの説明すらないところ。
「ある不思議な現象」っていったい何なんだよ!ってツッコんだら負けなのです。

ちなみに『DNAは教えてくれない』は動物の雑学的な説明もありますが、『けものフレンズ』はそれすらもありません
もう下手な小細工なしに「動物が可愛い女の子になって心温まる交流してる、その姿だけで見てろ」という強い意志を感じました。

まとめ

潔すぎる説明の無さ。
普通ならマイナス評価なところ、それが徹底され過ぎてプラスに働いているようにも思いました。
何事も中途半端は良くないのですね。

しかしあまりにも説明を無視しているので、もしかしたら「ある不思議な現象」が一体なんなのか最後に分かる、そんな話なのでしょうか?
今後の話の進め方が全く読めない今作。
そこが魅力的なのかも知れません。

俺からは以上です。

きつね
もはやただの女の子にしか見えないのですが…
くま
ケモナーにとってみたらコスプレレベルでしかない気もしますな(´・ω・`)

『けものフレンズ』の」まとめ記事はこちらになります。

 

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▼フライ先生が挿絵を担当されているラノベです。
他にも作品がありますので、気になる方はリンク先から探してみてください。

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▼本記事で紹介させて貰った、設定が似た作品です。

DNAは教えてくれない(1) (シリウスコミックス)
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