【ヘント〜ウェヴェルヘム2016】大会の概要、スタートリスト、結果とレース内容について。ペーター・サガンがスプリント勝負で競り勝つ!

2016年3月27日(現地時間)、ベルギーでワンデーレースの第78回ヘント〜ウェヴェルヘムが行われました。

※追記 詳細については不明ですが、レースの約150キロ地点でワンティ・グループゴベールのアントワーヌ・デモワティエ選手が落車後、バイクにひかれ死亡するという事故がありました。

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サガン、カンチェラーラなど豪華メンバーも出場する2016年大会。

ここではレースの概要、結果と、レース展開について紹介します。

大会の概要とコース

1934年から行われている伝統あるレースで、今年は78回目。
文字通りベルギーのヘント〜ウェヴェルヘム間を走ります。

コースは平坦基調で、スプリンターに有利なレイアウトのため、ミラノ〜サンレモ同様、「スプリンターのためのクラシック」とも呼ばれています。しかし、ドーバー海峡から吹き付ける強烈な北風が選手たちを分断。また、距離が200km程度で短めということもあり、ハイペースでレースが展開するため、並みのスプリンターでは太刀打ちできないというレース展開になることが多いです。

過去3年の優勝者

  • ルカ・パオリーニ(2015)
  • ジョン・デゲンコルプ(2014)
  • ペーター・サガン(2013)

独走力もある選手が勝っていますね。

コースマップ

第78回ヘント〜ウェヴェルヘムのコース図です。

mapヘント〜ウェヴェルヘム’16

オフィシャルサイトより

ヘント〜ウェヴェルヘム間の243kmを走り抜けます。

コースプロフィール

コースの高低差を表したプロフィールです。

コースヘント〜ウェヴェルヘム’16

オフィシャルサイトより

細かいアップダウンの多いパンチャー向けのコースですね。

スタートリスト

list

私は、ペーター・サガン、ダニエル・オス、ジャコモ・ニッツォーロ、ナセル・ブアニあたりの選手に注目です。

レース結果

第78回ヘント〜ウェヴェルヘム、トップ10のリザルトです。

順位 選手名 所属 タイム
1位 ペーター・サガン TNK 5:55:16
2位 セップ・ファンマルク TLJ +0
3位 ビアチェスラフ・クズネツォフ KAT +0
4位 ファビアン・カンチェラーラ TFS +0
5位 アルノード・デマール FDJ +12
6位 フェルナンド・ガリヴィア EQS +12
7位 ユルヘン・ローランツ LTS +12
8位 ヤコポ・グアルニエリ KAT +12
9位 グレッグ・ヴァンアーベルマート BMC +12
10位 ミカエル・メルケフ KAT +12

足を残していたサガンが最後のスプリント勝負で余裕の勝利。

レースハイライト

序盤

残り143キロ地点

逃げ集団、メイン集団、メイン集団2と3つのグループに分かれる。

逃げ集団はP.Brutt L.Westra S.Pellaud J.Rickaert J.Cernyの5人
メイン集団までのタイム差は4分10秒

残り136キロ地点

先頭集団(2分41秒)メイン集団(3分38秒)メイン集団2

メイン集団は表情に余裕のある選手が多い、メイン集団2は一生懸命前の集団に追いつこうとするが、なかなかタイム差が縮まらない

残り123キロ地点

タイム差は1分25秒

残り117キロ地点

先頭集団(28秒)メイン集団(1分24秒)メイン集団2

残り114キロ地点

先頭集団は吸収

残り100キロ地点

メイン集団と第2メイン集団のタイム差は1分ジャスト

中盤

残り91キロ地点

第2メイン集団がメイン集団に追いつく

残り79.5キロ地点

上り区間に突入。トレックが先頭で蓋をして集団をコントロール。

残り67.6キロ地点

下りのタイミングで、オス、トレンティン、ベノート、ブル、ニッツォーロの5名がアタック

残り66キロ地点

先頭集団とメイン集団のタイム差は15秒

残り60キロ地点

タイム差は18秒

残り57キロ地点

タイム差が25秒に

残り56キロ地点

上り区間に入り、メイン集団がペースを上げ始める。タイム差は14秒

残り53キロ地点

先頭集団は吸収される

残り51.7キロ地点

集団が横風区間に入ったタイミングで、クズネツォフがアタック

残り50キロ地点

タイム差は20秒。風がかなり強い。

残り45キロ地点

タイム差が48秒に広がる

残り40.1キロ地点

ファンマルクがアタック。クインツァート、ボアッソンハーゲンが反応。

残り37.5キロ地点

3人は吸収される

残り36.6キロ地点

バンデンベルフがアタック

残り34.6キロ地点

カンチェラーラがペースアップで、ファンマルクは吸収。
そのままカンチェラーラ、サガン、ルークロー、スティバル、バンアーベルマートがアタック

残り33キロ地点

カンチェラーラが一気にペースアップし、クズネツォフに追いつく
先頭集団はカンチェラーラ、サガン、クズネツォフ、ファンマルクの4人に

終盤

残り30キロ地点

先頭4人(19秒)追走3人

残り25キロ地点

タイムトライアルも強い選手がそろった先頭集団は、メイン集団との差を30秒に広げる

残り18.5キロ地点

タイム差は36秒
クズネツォフは先頭交代に入れない

残り15キロ地点

タイム差は40秒。メイン集団はチームTT状態で引っ張るも追いつかない。

残り10キロ地点

タイム差は38秒。カンチェラーラの強力な牽きが続く。

残り8.8キロ地点

メイン集団とのタイム差が縮まったという無線を聞いてカンチェラーラがペースアップ。再びタイム差を40秒に広げる。

残り7キロ地点

クズネツォフも先頭交代に加わる。タイム差は50秒。
4人の先頭メンバーで逃げは決まったか

残り3キロ地点

先頭集団は4人で先頭交代のローテーションをまわす

残り1.8キロ地点

先頭集団内では牽制が入りローテンションが乱れる

残り300メートル

まずクズネツォフがアタック
サガンが反応

サガンが後ろから追い上げ優勝

ひとこと

長い時間カンチェラーラがものすごいペースで牽いていて、他の逃げメンバーは足が残ってないのかな?という感じでしたが、サガンはうまく足を残せていたようでした。
カンチェラーラをも置いていくスプリント、見事でした。

今大会ではレース中、バイクにひかれて選手が死亡してしまうという痛ましい事故が起こってしまいました。非常に残念です。
最近はサポートカーやバイクカメラの台数が増え、選手と接触するというシーンが多く見受けられます。
大会の開催者や、UCIは事故が起きた原因などを徹底的に調査し、今後同様の事故が起こらないよう対策や、バイクカメラの運営方法などを見直すことが必要なのではないでしょうか。

亡くなったアントワーヌ・デモワティエ選手のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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