『東大首席弁護士が実践! 誰でもできる<完全独学>勉強術 』と『東大首席弁護士が教える「7回読み」勉強法』(山口真由著)のまとめと比較と感想。興味深い本です。

今回は山口真由氏の著作である『東大首席弁護士が実践! 誰でもできる<完全独学>勉強術 』と、『東大首席弁護士が教える「7回読み」勉強法』の概要・まとめと、この2冊の違い等について記していきたいと思います。

東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法
山口真由
PHP研究所
売り上げランキング: 18,044
東大首席弁護士が実践! 誰でもできる<完全独学>勉強術 (SB新書)
山口 真由
SBクリエイティブ
売り上げランキング: 10,359

『東大首席弁護士が教える「7回読み」勉強法』

(以下、『7回読み』とします)

概要&感想

本書は基本的には筆者ご自身の経験談が多い内容となっています。勉強の為の戦略心構えなどを体験談を交え書いているので非常に読みやすく感じます。

大学受験寄りというよりは、資格試験など、大学生以上を対象としている雰囲気があります。

また客観的に自己分析をしており、『パーフェクト超人ではない』ということも分かるため、親近感も湧いてきます。

ちなみに本書は縦書きです。

どういった人におすすめか

  • 大学生以上の方
  • 7回読み勉強法の基本について簡単に理解したい方
  • 縦書き派の方

(以下、『完全独学』とします)

概要&感想

本書は『7回読み』と比較すると方法論に徹した内容であり、感情もなるべく排したドライな内容になっています。

しかし具体方法論が余すことなく書かれているため、大変参考になります。

特に受験生向きで、文系科目・理系科目ともに「7回読み勉強法」の戦略を事細かく説明してくれることに加え、受験に際して時間割表の作成やメンタルコントロールまで、指導面は深く及んでいます。

著者のエピソードも随所に散りばめられておりますが、前作に比し人間らしさが浮かんでこないような感じもします。

ちなみに本書は横書きです。

どういった人におすすめか

  • 大学受験をされる方(おそらくメインターゲットです)
  • 7回読み勉強法をより実践的に体得したい方
  • 横書き派の方

7回読み勉強法についてのまとめ(比較)

それぞれの書籍における「7回読み勉強法」の概要について表にまとめます。

基本は、「フォト・リーディング」の様な流し読みから始まり、段々と精読へと進化させる学習の仕方となっています。

『7回読み』 『完全独学』
1回目 見出しを意識 流し読み
2回目 流し読み 単語を拾う
3回目 流し読み +「好き嫌い」を意識
4回目 キーワードを意識 意味を拾う
5回目 キーワード間の説明文を意識 予想しながら読む
6回目 ディテールに注目 要約し頭に叩き込む
7回目 定着 細部を完璧に

こうして比較すると、結構差異があることに驚きです。『7回読み』では、理解のピークを終盤(5回目以降)に持って行っているのに対し、『完全独学』では、中盤(3回目)から理解を促しています。

同じエピソードなのに書いていることが違う!?

また、二冊とも同じエピソードを書いているにも関わらず、書いている結論が全く違うところがあります。

具体的には、筆者が司法試験の口述試験勉強のために、1日19時間半を費やすという死にものぐるいの勉強の末、『蛍の光』の歌の幻聴が聞こえるという境地に至ったというエピソードです。

この体験についての感想を、『7回読み』では、

幻聴を聞くほどの、異常な猛勉強――振り返ると、あれは果たしていいことだったのかどうか、疑問を抱かざるを得ません。
結論としては、明らかに「やりすぎ」だったと思います。
睡眠を削ってまで勉強に打ち込むと、脳は完全に疲労します。精神的に追いつめられるだけでなく、記憶力や集中力にも影響出ます。勉強法として、決して効率のよい方法だったとはいえません。
……(中略)……
もっとも、ここまで何かに夢中になるという経験それ自体は、私自身の糧になっていると思います。(P.86-87)

一方、『完全独学』では、

振り返ると、あれが私の”究極の集中体験”だったと言えます。

私はなにも「幻聴が聞こえるまで集中しなさい」と言いたいのではありません。自分の集中力の限界がどれくらいかを体感して、”見える化”すると貴重な尺度になると言いたいのです。

……(中略)……すすめるわけでは決してありません。ただ、限界まで自分を追い込んでみる経験をしておくと、人生や人間性の幅が広がるといっても過言ではないのです。(P.154-155)

『7回読み』では、「いやあそこまではあかんわ、まあいい経験をしたけど…」とネガティブ気味に述べるに対し、『完全独学』では、「いや、おすすめはせんのやで?せんのやけどこれを経ることで人間性の幅が広がるんや!」と、むしろポジティブに述べており、捉え方が全然違います。

特に後者については、前者に比べ異様に美化しているような気がしてなりません。二冊の出版月の差はわずか3ヶ月ですから、そこまで大きく価値観が変化したとも考えにくいです。

「7回読み勉強法」の内容にも微妙な差異があるように、こういったエピソードについての捉え方も変えているのは、内容の重複を避けたからかもしれません。あるいは編集者による手が過剰に加わったとも考えられます。

そう考えると、『7回読み』の方が、より本音に近いように思いますがどうでしょう……?

まとめ

二冊ともに共通した内容は以下となります。

  • フォトリーディング→精読という段階で理解度の加速化を図る手法
  • 「7回読み」そのものにとどまらず環境整備に余念がない
  • 受験生や資格試験を勉強中(特に独学者)へのヒントとなる

どちらがおすすめ?

二冊ともおすすめなのでどちらも購入し読み比べるのがいいと思いますが、二冊目は著者の人間的な隙の無さが目立ってしまい、「自分にもできそう!」とは思いにくいかもしれません。

どちらか一冊を、というのであれば、著者のヴィヴィッドな感情に触れられる『東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』がおすすめかなと思います。

当サイトでも「7回読み勉強法」の効果は実践してみようと思います!

東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法
山口真由
PHP研究所
売り上げランキング: 18,044
東大首席弁護士が実践! 誰でもできる<完全独学>勉強術 (SB新書)
山口 真由
SBクリエイティブ
売り上げランキング: 10,359

【PR】朗報!レボリューシナプスが大幅値下げ

新聞各紙・メディアで紹介され、老若男女問わず様々な方に注目されている、

知力革命教材、レボリューシナプス。

作者の妻の、末期くも膜下出血からの奇跡の回復(エピソードはこちらから)のエッセンスが詰まった教材であり、ご高齢の方だけでなく、受験勉強をされる学生などにも圧倒的な支持を得ています。

知力に革命を起こすとされる伝説の教材、大幅値下げをDLMakretで行ったのですが、当のDLMarketがサーバーダウンで回復に半年以上かかるという事態に。そこで別サイトで大幅減額をすることにしました
期間限定なのでお見逃し無いよう。通常19,900円が、この度ご迷惑をおかけしていることもかんがみ、送料込みでPaymo(ペイモ)で9800円と史上最高の価格とさせて戴いました。リンクからどうぞ。

実体験記事はこちらから

インフォトップのランディングページを確認する

メディア

【読書】「速読」は科学的に不可能だと証明される…真の速読は「飛ばし読み」の技術に過ぎず
1: 2017/04/06(木) 14:17:09.53 ID:CAP_USER9 2016年にカリフォルニア大学から「速読」に関するレビュー論文が出た 深い理解を保ったまま読書のスピードが上がるという科学的な根拠はないそう 真の速読とは、せんじつめれば「飛ばし読み」の技術に過ぎないという 「速読」は科学的に不可能だと証明される。最も有効なのは「飛ばし読み」スキルを上げること 2017年4月6日 9時1分 ハーバービジネスオンライン 速度ではなく情報選択能力を上げることに尽きる! 写真拡大 「速読ができれば…」と思う人は多いでしょう。日に日に情報量が増加する現代では、短時間で大量の本を読めたほうが有利なのは間違いありません。1冊の本を10分で読めれば、計り知れない知識が手に入るでしょう。 しかし、速読トレーニングの世界は、どうにも怪しい主張が多いのが難点です。本のページをカメラのように脳に写したり、眼球を素早く動かすトレーニングしたりと、にわかには信じがたいテクニックが多く存在しています。 なんともうさん臭い世界ですが、

続きを読む

苫米地英人『「速読脳」のつくり方』概要紹介。「7回読み」に通じる所あり!?
『東大首席弁護士が実践! 誰でもできる<完全独学>勉強術 』と『東大首席弁護士が教える「7回読み」勉強法』(山口真由著)のまとめと比較と感想。興味深い本です。
数多ある速読の流派を僕たちはまだ知らない。

「速読術」記事をもっと見る