『恨み来、恋、恨み恋。』(1~4巻)の初回特典と感想。どのヒロイン推しか悩む贅沢な作品。

「うみねこのなく頃に」のコミカライズ作品も手掛けた秋 タカ先生のオリジナル作品である『恨み来い、恋、恨み恋。』(1~4巻)を紹介します。

ちなみにタイトルは「うらみこい、こい、うらみこい」という読み方ですが、どんなイントネーション(というかアクセントの付け方?)で言うものなんでしょうか? あんまりしっくりとこないタイトルネームです。

絵柄はうみねこ時代に比べて結構変わった印象ですね。

恨み来、恋、恨み恋。(4) (ガンガンコミックスJOKER)
秋 タカ
スクウェア・エニックス (2015-11-21)
売り上げランキング: 341

初回特典

恨み来、恋、恨み恋。特典003
左のしおり2種が1・2巻の購入特典、右が3巻購入特典でミニ設定資料集。

恨み来、恋、恨み恋。特典001
左がゲーマーズでの購入特典のカード、右は色々な書店での入手可能な購入特典のカードです(共に4巻)。

恨み来、恋、恨み恋。特典002
左がゲーマーズで販売していたキーホルダーと、右はキーホルダーと4巻を同時に購入するとついてくるブロマイドカードです(今では懐かしい感じがする、写真のような作りになっています)。

ストーリー紹介

十二支の名を冠する長たちが治める土地、十二町。
人間と妖怪が共存するその町で、子家頭首・子国恭一の元に、子の家を恨む猫の妖怪が現れる。
恭一の命を狙う、恨みにまみれた恨み猫。
だがその妖怪は、極度に人見知りな女の子・猫ヶ崎夏歩でもあって…。
「好奇心、猫をも殺す」のとおり、その気持ちは猫を殺すのか。
干支中心に繰り広げるポップな怪異系ラブコメです☆

公式サイトより引用

登場人物

子国 恭一<ねくに きょういち>

好奇心旺盛な主人公。子の家の若き長でもある。昔話では、子は猫を騙した卑怯な存在として、猫に恨みを買っているとされ、現代の頭首として、恨み猫に狙われる(画像略)。

猫ヶ崎 夏歩

恨み来、恋、恨み恋。003
恨み猫。子の家を恨むことが発端となる妖怪。普段は極度の人見知りな少女だが、恨みに突き動かされて恭一の命を狙いに十二家にやってくる。

丑蔵 朱華

恨み来、恋、恨み恋。002
丑家頭首。怪力を操る能力を持つ。恭一に想いを寄せているようで、いちいちアプローチしている。猫好き。

感想

公式サイトではキャラ紹介は上記の3人だけですが、この他にも
恨み来、恋、恨み恋。005
戌原咲直がメインキャラと呼べる存在であります。

当初は十二支ということもあり、12人全員出してくるのかと思っていましたが、現状ではこの4人がほぼほぼメインと言えます(作中にはちょこっと出てくる十二支キャラもいます)。

町や設定、メインヒロインの雰囲気は2度のアニメ化をした「夜桜四重奏~ヨザクラカルテット~」(原作は現在17巻)に似ているような気がしますね。

雰囲気重視な作品か。

雰囲気重視な作品である為か、設定と言うのか町の興りなどの舞台背景が読み解きにくいのが難点です。
大筋で理解は出来るのですが、読み返した時に新しい発見などが得られずに、目新しさを感じないのは少し残念。

3巻の終わり付近で軽くまとめてはいますが、はっきり言って全く足りてない足りてない印象。

特に4巻の、ほぼ全部つぎ込んだバトルシーンでは怒涛の設定が描写されましたが、これまでの積み重ねが少なかった為に後出し感があり過ぎて果てしなく勿体なかったです。

話の流れは綺麗でしたが、謎が氷解する・唸るような理論が展開される、とまでには至りませんでした。

なかなか描写しにくいとは思いますが、もう少し初期の段階から設定をある程度充実させておくべきだったのかなあ(特に家同士のわだかまりなど)と感じます。

特に、家(もしくは町)の問題主人公の葛藤が切り離されていた感じがする3巻までで切った人も結構多そうな気がします。4巻まで読めばなんとか繋がるのですが、ちょっと惜しい展開でした。

キャラはいい!

設定は若干難しい印象でしたが、絵柄は良いです。

キャラクターは非常に個性的で魅力あふれています。
恨み来、恋、恨み恋。001
喜怒哀楽と言った感情がわかり易く描写されており、見た目にはとても賑やかな印象を受けました。
恨み来、恋、恨み恋。011
登場人物の出番に差をつけたことで、キャラクターの感情は理解しやすいです。

どのヒロイン推しかで議論は必至!?

今作ではどのヒロイン推しかで争いが勃発しそう(※3巻帯ではタカヒロ氏も言っております)なほど魅力的なヒロインが登場します。

ネコの夏穂はネコっぽく、イヌの咲直は犬っぽく、そんなモチーフになった動物のイメージです。

ちなみに幼馴染みキャラである朱華は牛らしく(?)巨乳キャラです。
恨み来、恋、恨み恋。008
幼馴染み………うん、いいですね。
今作では、幼馴染みキャラ必須の過去のイベント回想をたびたび描写してくれており、幼馴染みスキーには優しい作りとなっています(4巻では全く出番なかったですが)。

恨み来、恋、恨み恋。004
年上系の幼馴染みキャラです。(設定上年齢は明らかではありませんが、恭一の台詞から「一歳年上」なようです)。

私はギリギリで朱華推しですが、
恨み来、恋、恨み恋。006
戌原姉妹(左が戌原閃<いぬはらせん>で咲直の姉、上掲のゲマズ購入特典のカードのキャラ)も非常に好きですし、

夏穂もとても好きです。これほどヒロイン選択(?)に悩む漫画もそうそうないでしょう。

まとめ

取りあえずは4巻で(不完全ながら)ある程度の設定は回収したとは言え、まだまだ話が展開されていくようです。

設定そして伏線とそれらの回収という話の見せ方はもう少し頑張って欲しかったと思う作品ですが、逆に言えば頑張って読み進めてゆく楽しみがある作品でもあります。

  • ヒロイン選択に悩みたい方
  • 実は3巻までに切ってしまった人

は特におすすめです。4巻には読み切りの作品が掲載されていますので、ここは1~4巻まで一気買いでしょう。

単なるキャラ萌えだけではない、ワンランク上の作品となっています。
個人的には更に上を目指せる作品であると思いますので、今後も期待です。

結びに:「へにょ口」がキーポイント

個人的には、この作品のキーポイントは、へにょっとした口↓
恨み来、恋、恨み恋。012
にあると思います。

どんな場面で使われているにも関わらず、不思議なほど押し付けがましい印象はありません。
画像の場面は悔しくて唇をかみしめているシーンですが、苦笑いや葛藤などのシーンでも良く使われており、汎用性が高い表現です。

 

俺からは以上です。
恨み来、恋、恨み恋。007


秋タカ先生の作画担当作です。

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